コレクション
グループ全員ではなく、bias一人を集めるという選択
pocabaseチームより · · 読了目安1分

コレクションは、たいてい「全部ほしい」という気持ちから始まります。すべてのバージョン、すべてのpoca(トレカのファン用語)、すべてのメンバー。でも数回のリリースを追ううちに、その野心は予算と棚の広さ、そしてちょっとした疲れにぶつかります。いま、ベテランのコレクターのあいだで広がっているのが、別のやり方です。一人のメンバー、つまり自分のbias(なかでも誰よりも先に来る人はult)だけを追って、グループ全体ではなくその人を軸にコレクションを組み立てるのです。この選択は、買い方も、整理の仕方も、トレードの仕方も変えます。そして初日から、いくつかの割り切りを受け入れることになります。
一人を追いかけると得られるもの
最初の利点はお金のことで、すぐに実感できます。5人、7人、9人のグループなら、カムバックのたびに探すpocaはメンバーの数だけ増えます。一人だけを追えば、探すものはその分だけ減ります。運試しのために買い足していたアルバムの代金を、あと1枚のpull(アルバムを開けたときにランダムで引くカード)に回すかわりに、足りない特定の1枚に使えるようになります。
二つ目の利点は、まとまりです。一人のメンバーを軸にしたコレクションは、ひとつの物語のように読めます。era(エラ)ごとにスタイルが変わり、コンセプトフォトからselca(アイドルが自分で投稿する自撮り)まで、コンセプトが移り変わり、その人が成長していく様子が見えてきます。この読みやすさのおかげで、バインダーに個性が生まれます。「コンプリート」を目指すコレクションは、量に埋もれてなかなかそこに届きません。軸が決まっていると、予約の判断も早くなります。問いが「何がほしいか」ではなく「その人が関わっているのは何か」に変わるからです。
手放すと決めること
一人のメンバーを集めるとは、どのアルバムでも、一部は自分に直接関係しないと受け入れることです。ほかのメンバーのカード、グループ写真、別の人が中心のエディション。それらはすべて範囲の外になります。むずかしいのは、頭で手放すことではありません。開封した箱に入っていたとき、「念のため」と取っておかないことです。
グループ全体のアイテムには、あいまいな部分も残ります。自分のbiasがほかのメンバーと一緒に写っているユニットやグループのカードは、コレクションに入れるのでしょうか。グループのポスターは。誰にでも当てはまる正解はありません。ただ、ケースごとに決めて、気づかないうちに範囲が広がっていくより、早い段階で、必要なら書き出してルールを決めておく方がずっといいでしょう。

一人を追うときのバージョンの選び方
アルバムが複数のバージョンで出るとき、普通の買い物とは考え方が変わります。特定のメンバーを前面に出したバージョンのうち、自分の人のものがあれば、それが最優先になります。反対に、全員が出てくる通常のバージョンは、ほしいカードが出るチャンスが、メンバーの人数ぶんの1回しかないことがよくあります。購入前に封入物のリスト(箱の中に入っているものすべて)を読んでおけば、自分に不利なランダムの中身にお金を払わずにすみます。
POBにも同じだけ注意を向けましょう。ランダムで引く限定カードのセットを出す販売店でも、自分のメンバーが出る確率が7分の1しかないなら、あまり意味がありません。メンバーを選べる、あるいは事前に分かるPOBなら、一人を軸にしたコレクションにとっては本物の価値があり、ときにはアルバムそのものより大きな価値になります。
カード:力を入れる場所
一人のメンバーを軸にしたコレクションは、ほぼ必ずトレカ(photocard)が中心になります。その人の顔を伝えてくれるアイテムだからです。全部を一度に追いかけなくてすむように、優先順位をつける目安をいくつか挙げます。
ポイント
- まず、各eraのアルバム封入カードから始める。コレクションの背骨になり、いちばん見つけやすい。
- 次に、すべての販売店のものを狙うのではなく、いちばん印象に残るPOBを足す。
- レアなエディションや特別なpullは、土台ができてから最後に回す。
- 足りないものをeraごとにリストにして、うっかり重複して買わないようにする。

トレードが中心の道具になる
一人のメンバーを追うと、仕組み上、余りが出ます。アルバムを開けるたびに、自分には用のない別のメンバーのカードが残るからです。その余りは無駄ではなく、通貨です。同じグループの別のメンバーのファンは、まさにあなたの余りを探していて、逆もたいていそうです。トレードは、半分使い道のなかった買い物を、自分のリストを前に進める一歩に変えてくれます。
それがうまく回るには、そうしたカードもよい状態で、スリーブに入れて、別にしまっておくこと。WTT(want to trade)の投稿には、出せるものを正確に書いておきましょう。「このeraで持っているのは誰?」にひと言で答えられると、トレードは速く進みます。安全のルールはいつもどおりです。はっきりしたproof(カードが本当に相手の手元にあると分かる日付入りの写真)、守られた発送、過去のトレードの記録です。
長く続けるためのコツ
一人に絞ったコレクションのいちばんのリスクは、ずれていくことです。bias wrecker(biasを揺さぶるメンバー)が一人入り込み、また一人と増えて、気づけば避けるつもりだったOT(グループ全員)のコレクションに戻ってしまいます。それ自体は失敗ではありません。好みは変わるものです。ただ、予算とバインダーを抑えることが目的だったなら、1枚ずつなし崩しに広げるより、意図して範囲を広げる方がいいでしょう。カムバックの前に足りないものリストを読み返すだけで、最初に選んだ道に戻れることは少なくありません。











