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コレクション

トレカ(フォトカード)がアルバムより高い理由

pocabaseチームより · · 読了目安1分

ATEEZ — GOLDEN HOUR : Part.5 — Key Chain
ATEEZ — GOLDEN HOUR : Part.5

K-POPのアルバムは20ユーロほどで、ランダムに選ばれたカードが1枚入っています。中古市場では、そのカードが箱全体より高く転売されることがあります。これは市場の異常ではありません。三つのことが生む、仕組み上の当然の結果です。ランダム封入、販売されているバージョンの数、カードが届くときの状態。この三つがどう積み重なり、買うときに何を変えるのかを見ていきます。

ランダム封入が希少性を作り出す

トレカ(フォトカード)を、買う人が選ぶことはありません。梱包のとき、エディション全体で共通のセットの中から、ランダムに箱へ滑り込まされます。ここに記録されているバージョンのうち、74%が少なくとも一つのランダム封入を明記しています。言い換えれば、カタログのほぼ全体が、誰も制御できない中身を売っているのです。お店も、お客さんもです。

その結果はすぐにあらわれます。特定のメンバーを推しているファンは、そのメンバーのカードを手に入れるのに、見ずに買い続けるか、ほかのコレクターを通すか以外に方法がありません。需要はセットの一部に集中し、供給は均等に広がったままです。この形の不均衡は、自然には直りません。代償が払われるのです。

カードの値段が、製造コストとほとんど関係ないのも、そのためです。8センチ×5センチの印刷されたカードの製造費は、数セントです。そのあとで支払われるのは、引き当てられない確率に対する代金です。そしてその確率を決めるのは、アルバムの表示価格ではなく、セットの大きさです。

バージョンが増えれば、探すカードも増える

同じアルバムが、一つのモノとして発売されることはめったにありません。カタログには、公開されているアルバムが4,621枚、異なるバージョンが11,507あり、1作品あたり平均でほぼ3エディションです。各バージョンには、それぞれのカードのセットが付きます。カタログの現在の最高記録は、LE SSERAFIMのPUREFLOW pt.1で、1枚のアルバムに33バージョンが掲載されています。

バージョンを増やすと、揃えるべきセットも仕組み上増えます。1バージョンあたり平均3.3枚のカードで、7人のグループなら、全部揃えるにはすぐに数十枚が必要になります。しかもその一部は、ある市場で売られたエディションにしか出なかったものです。コンプリートを追うコレクターが挑んでいるのは、もはや一つの箱の確率ではなく、十の箱の確率です。

だから、カードが抽象的に珍しいということはありません。それを探している人の数と、それを入れたエディションのために刷られた枚数との比較で、珍しいのです。一つのプラットフォームや一つのお店に結びついた少量のエディションは、中古市場が二度とまとまった数を目にしないカードを生みます。

BLACKPINK — Ruby — Digipack
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BLACKPINK — Ruby

カード同様、状態も大事

中古市場では、同じカードの2枚が同じ値段で売れることはありません。買う人は、表を見る前に、角、表面、裏面の印刷、扱った跡を見ます。美品と傷のあるものは、別のモノとして取引され、ときには3倍の差が付きます。

この期待が、転売の経済の大きな部分を説明します。箱を開けた瞬間からカードを守る売り手は、すでに支払った価値を保てます。引き出しに積み重ねる売り手は、気づかないまま数か月でそれを失います。違いは運ではありません。初日に決めた保管の習慣です。

ポイント

  • 角:最初に確認される場所で、いちばん元に戻せない傷みです。
  • 表面:細かな傷は斜めの光で見え、フラッシュ撮影の写真では見えません。
  • 裏面:暗い部分のインクは、軽くこすっただけで跡が付きます。
  • 扱い:スリーブなしで手から手へ渡るたびに、測れるほどの跡が残ります。

転売価格が本当に語ること

転売価格は、公式の評価ではありません。そのカードがどれほど希少かを知っている売り手と、セットを仕上げたくて急いでいる買い手が出会う点です。発売後の数週間、需要がピークで流通する枚数が少ないときに上がり、取引で在庫が行き渡ると、低いところに落ち着きます。

その下落に逆らう例外が一つあります。もはやほかの方法では手に入らないカードです。終わったPOB、過去のイベント、売り切れたエディションに限定されたカードは、生産の流れから完全に外れます。それ以降、その値段は、流通している枚数と、まだ探している人の数だけで決まります。

この見方は、出品を判断する目を変えます。いまも買えるバージョンに入っているカードの高い値段は、たいてい楽観的な売り手のしるしです。同じ値段でも、もう作られていないカードなら、市場の実際の状態を表しています。

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買うときに何が変わるか

実用上の結論は単純です。カードは買い物のうち変動する部分で、アルバムは安定した部分です。フォトブックやコンセプトやポスターのためにバージョンを買うなら、使う価値があらかじめわかっているモノを買うことになります。特定の1枚のカードを期待してバージョンを買うなら、アルバムの値段で宝くじを買うことになります。

どちらも正当です。自分がどちらをしているのかを知っているかぎりは。1枚のカードを追うコレクターは、5つの箱を開けるより、ほかのコレクターから直接買う方が、ほぼ必ず得をします。完全なモノが好きな買い手には、狙っていなかった希少性にプレミアムを払う理由がありません。

ポイント

  • 特定の1枚のカードが欲しいなら:カードだけを買いましょう。開けたアルバムは、その値段では二度と売れません。
  • アルバムが欲しいなら:確率ではなく、中身でバージョンを選びましょう。
  • どちらでも:カードを守るのは、転売の日ではなく開封の日です。

pocabaseで

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